小学生の低学年にも反抗期があり、5~7歳頃に訪れる「中間反抗期」と呼ばれるものがあるそう。
もしかしたら実際に子供の「中間反抗期」に遭遇して、かなり困惑している親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
実はわが家の7歳の娘も、ある日突然「中間反抗期」に突入!
あまりに突然で、母親である私は困り果ててしまって・・。自分の7歳頃って「そんなのあったっけな~?」と遠すぎて分からない幼少期を思い出そうとしましたが、できなかったんです。
そのため、本などやインターネットを調べまくり、お友達のママに聞いたりして。人間、実際に経験をすると、一生懸命に調べるものですね。(笑)
そんな小学生の低学年に遭遇することもある「中間反抗期」について、「どんな特徴」なのか「対応の仕方」などつづっていきます。
そもそも反抗期ってどんなもの?
そもそも反抗期って、どんなものなのでしょうか?
一般的な「反抗期の特徴」や「反抗期の時期」は、下記になります。私自身、ちゃんと調べたことなかったので、軽くおさらいです!
- 特徴は、他人に反抗的な態度を取ったり、抵抗や拒否の態度が多い
- 時期は、「第一反抗期(幼児期)」「第二反抗期(思春期)」に分けられる
さらに詳しく、ウィキペディアより。(下記)
反抗期(はんこうき)は、精神発達の過程で、他人の指示に対して拒否、抵抗、反抗的な行動をとることの多い期間のことである。子供から大人へと成長する過程で誰もが通るものとされている。
反抗期は2回あるとされ、幼児期の反抗期を第一反抗期(第一次反抗期)、思春期の反抗期を第二反抗期(第二次反抗期)としている。引用:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
文字で見ると少し難しく感じますが、思春期の自分の記憶をたどると・・。
「何でもかんでも、ものすごくむかつく!!」という状態が、しばらくの期間に続くよという時期が「反抗期」ということでしょうね。
今、思い返しても「どうしてあんなにイライラしていたのだろう」と不思議に思うほど。もうすでに、笑い話のネタと化してます。
また「どうして反抗期ってあるの?」って、とっても疑問な部分だと思うんです。その理由が、とても知りたい!
どうして反抗期ってあるの?
「どうして反抗期ってあるの?」の問いに簡単に答えるとしたら、それは「成長の証!」とのこと。
子供は日々、成長していき、身体が大きくなり心も成長する段階を踏みます。そんなときに、身体だけが先に大きくなって心の成長が追い付かないなどのアンバランスが生まれることがあります。
その何とも言えないアンバランスな状態が、子供自身にも不愉快でイライラして・・そして、気持ちがあふれてしまうそう。
子供自身には理由のわからない(成長ゆえの見えない)イライラを、身近にいる親にぶつけて成長する時期が「反抗期」です。しかも、その気持ちをぶつける相手というのは、自分が信頼をしていて絶対に守ってくれる人たちになるそうなんですよね。
そういった理由から、
「成長期」を迎えたということは、「自分の子供がちゃんと成長し、自立への道をたどっているんだ」と「気持ちをぶつけられるのは、子供から自分は信頼されている」証なので、親である自分のことをほめてあげていい機会になるんだそうですよ。
ん!?
嬉しいような嬉しくないような、少し複雑な感じがしますね。でも、こういった「どうして?」が理解できると、子供から感情的にものを言われて感情的に返しそうになる自分に、少しだけ歯止めがきく気がします。(そう思い込みたい 笑)
では次は本題の、「小学生低学年の反抗期」について、見ていきましょう。
子供の反抗期は小学生低学年にもある!
子供の反抗期で小学生低学年に遭遇するものは、上記で見てきた「第一反抗期(幼児期)」。
幼児期に現れる反抗期で、「中間反抗期」と言われています。年齢でいうと、5~7歳、または8歳くらいまでの幼児期にあるとのこと。
確かに。
ずっと「ママ大好き!」と言って側をついて周っていた我が娘が、小学一年生になって学校生活が落ち着いてきたころに来ましたよ、反抗期。この前まで園児で幼かったのに、今では「あっちに行って!!」と言われたり。。
親としては、かなり困惑するし悲しいし。「この前までの素直な娘はいずこへ~~」と気分が落ちてしまったりしました。
そういえば2歳頃によくある「イヤイヤ期」にも似ている気がするんですが、当たり前ですが、7歳ともなると「イヤ」の度合いがハンパない!んですよね。正直、かわいくない。
そりゃあ、親からしてみれば突然に来るイヤイヤですもん。我が子が憎らしく思えてしまう日だって、もちろんあります!そんな状態を打破したくて「中間反抗期」について調べましたよ、かなり。
また前出になりますが、2歳頃の「イヤイヤ期」とはどのように違うかも見てみましょう。
2歳頃の「イヤイヤ期」と「中間反抗期」の違い
2歳頃の「イヤイヤ期」と「中間反抗期」の違いは、こちら。
- 「イヤイヤ期」・・2歳ころ。乳離れなどと同様の物理的な自立。
- 「中間反抗期」・・5~8歳ころ。自分でやってみたい、決めたいなどの精神的な自立。
2歳ころの「イヤイヤ期」では、赤ちゃんのころよりも行動範囲が広がっていき自分の世界が広がるため、親からも離れていけるという自分を試したい気持ちもあるでしょう。また2歳なだけに、口も達者じゃないので、親の方もまぁまぁ受け止められますよね。
「中間反抗期」のころの5~8歳って、自分でやりたい、親に邪魔されたくないという精神的に自立をしていく時期。親とも会話が難なく成り立つ年齢なので、ストレートに「邪魔しないで!」なんて言われると、親も同じ土俵で戦いたくなるくらいイライラしたりします。
そんな中間反抗期の原因には、男女で違いもあるそう。
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5~7歳頃の中間反抗期とは?
5~7歳頃の中間反抗期とは、中学生頃の思春期にあるものとは違い、小学校低学年にある「反抗期」です。
女の子ですと比較的、年齢が早い時期に「中間反抗期」が訪れるといわれており、反対に男の子は少し遅い時期(小学校1~3年生)に訪れることが多いとのこと。
だた「中間反抗期」は個人差が大きいので、訪れる時期もそれぞれ違いますし、子供によっては「中間反抗期」がないこともあります。
みんながみんな、必ず経験するものではないんですね。なので、「うちの子はまだ中間反抗期がない」ということがあっても、心配はいりませんよ。
大体の場合、思春期になると大なり小なりで「第二次反抗期」を迎えることになりますから。この先を想像すると、ちょっと恐ろしいですね。(笑)
そんな「中間反抗期」は「どんな特徴」があって、「どんな対応の仕方」をしていけばいいのか、下記で見ていきましょう。
どんな特徴がある?
「中間反抗期」は「どんな特徴」があるのか?ですが、下記は、わが子もドンピシャで当てはまりました!
- 親の言うことに、反抗や口答え
- 指摘するとすぐに怒る、泣いて抗議
- 学校や外では「いい子」
- ものすごく甘える場面がある
- 怒られても、無視する、聞かない
- 大人に邪魔されない子供だけの世界を持ちたがる
そういえば何の気なしに「こうした方がいいんじゃない?」みたいな指摘を娘にしたときに、突然に怒って泣いて抗議されて、とても驚いたんですよね。それから、娘自身がだんだんイライラしていることが増えたりして。
あの時が「中間反抗期」の始まりだったのかな~なんて、振り返ったりする、いいきっかけになりました。
しかも、家とは打って変わって「外や学校ではきちんとやっている」という様子も、担任の先生から聞いたりして。外では「いい子」でいてくれるため先生やお友達のママに話しても、荒れていることをあまり信じてもらえなかったりしましたね。
では、そんな反抗期のときには親も感情的にならずにある程度の理性をもった対応が望まれますので、「中間反抗期の対応の仕方」も見ていきましょう。
「中間反抗期」の対応の仕方
「中間反抗期」の対応の仕方は、下記のこちら。それぞれの詳細もつづっていきます。
- 子供の話をきちんと聞き、まずは共感する
- 感情でキツく叱らない(コレ、ものすごく難しい)
- 干渉しすぎない
- 夫婦で役割分担を決めておく
- 要望は出来る範囲で受け止める(わが家の場合)
子供の話をきちんと聞き、まずは共感する
子供の話をきちんと聞くって、普段からしているかと問われると「はい」と自信たっぷりには答えられません。子供の話だからって、どこか上の空で返事していたりすることも多くって。
反抗期の子供ってイライラしているので、話をし始めても泣いたり怒ったり。そんな感じなので、最後まで話せるか分からない状態だったりもします。
でもそんな状態でも、親の都合で途中でやめたりせず、最後まで話を聞こうとしてみてください。そして、否定せず共感してあげてください。
子供が「全部話せた」ということよりも、両親は自分の言うことに真剣に向き合ってくれたという思いの方が、子供を勇気づけ落ち着かせてくれます。
感情でキツく叱らない(コレ、ものすごく難しい)
親が感情的になって、子供をキツく叱らないことはとても大事です。
でも親だって感情の生き物ですから、難しいことも多々ありますよね。ただ、子供も反抗期でイライラして気持ちをぶつけてくるので、同じ熱量で返していたら、感情の応戦になってしまいます。
なので、「今はこの子は反抗期なんだ」という客観的な目線を常に持ちつつ、言わないといけないことは「おだやかに」でも「しっかりと」指摘はしていく方が、親の自分もつらくないと思いますよ。
干渉しすぎない
この前まで園児だったし、アレやってコレやってなんて甘えていた我が子。
ついつい、学校の準備や生活のことを手伝いたくなると思いますが、グッと我慢。親がやってしまった方が早いですが、子供のやることに干渉しすぎないようにしましょう。
また、心配な気持ちから学校の友達関係のことなどを無理に聞き出そうとする行為も、干渉に入ります。心配でも口は出さず、見守る姿勢も大切です。
もし子供の方から「手伝ってほしい」「話をきいてほしい」と要望があったらある程度は対応してあげて欲しいと思います。まだまだ小学校低学年。甘えたい年頃ですからね。
夫婦で役割分担を決めておく
「夫婦で役割分担を決めておく」というのは、夫婦のどちらかが子供を怒ったら、どちらか一は甘えさせるという役割分担です。
このことも、日々、とても大事だなと思ったことでした。なぜなら、夫婦で怒ってしまうと、子供には甘えられるところがありません。子供自身が自分の感情をさらに溜めてしまい、反抗期がひどくなるという悪循環を生みだしたからです。
ということは、普段から夫婦で役割分担の話をしておき、実際に起きたときは対処できるようにしておくことが、重要ですよ。
要望は出来る範囲で受け止める(わが家の場合)
上記にもうひとつ意識をしていたことは、「子供の要望は出来る範囲で受け止める」ということでした。
このことについては、判断が難しい場合があるので一概には言えません。でも、両親である自分たちの判断で、子供の要望を極力きいていました。
たとえば、どんなものかというと・・。
「抱っこして」「学校まで一緒に登校して」「お休みの日はずっと一緒にいて」など、精神的な欲求に対してです。反対に「何か買って」などの物理的な欲求は、「誕生日にね」などと言って返事をして対応しましたね。
精神的な欲求に対しての要望を受け止めると、娘が少し満足したのが一緒にいて分かるようになりました。その小さな積み重ねがあって、反抗期であっても少しは穏やかに過ごせる時間もモテたような気がしますから、対応してよかったなと思えた策でした。
「中間反抗期」があるころの5~8歳って、こんなものが必要だったり体験したりしています。
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まとめ
「中間反抗期」についてみてきましたが、2歳のイヤイヤ期からはじまって、中間反抗期、反抗期と遭遇するのは、成長の証なんですよね。
「ここまでの子育てが間違っていなかった」というチェックポイントにもなるそうです。
反抗期の子供の感情的な訴えは、親でさえも(いや親だからこそ)冷静に対応が難しいですが、「反抗期」というワケのわからない感情の渦中にいる子供自身が一番ツライはずですよね。
そういったことも含め、様々なことを親は子供に経験させてもらって、一緒に育っていくものなのかもしれません。
過ぎ去ったら、こんなことも必ず笑い話になります!あきらめないで、どうか頑張っていきましょう!
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