東京洋傘職人の小椚(おくぬぎ)正一の一生モノ傘!東日本橋小宮商店

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東京都の伝統工芸品に指定された、「東京洋傘」をご存知ですか?

 
この「東京洋傘」は都が指定する伝統工芸品の現在40品目になり、2018年3月22日(木)、11年ぶりに指定されました。
 

まだ指定されてから、そんなに日が経っていないですが、日本の伝統のものがきちんと残されていくことは、日本人としてとても嬉しいことですよね。
 

今回は、「東京洋傘」の熟練職人、小椚正一(おくぬぎ しょういち)さんを調べました。『たけしのニッポンのミカタ!』の、「タイムスリップ!下町に生きる職人魂…「東京洋傘」づくりに密着」で、とりあげられます。
 

小椚さんのこと、また小椚さんが専門の職人として所属している「東日本橋の小宮商店」についてもつづります
 

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東京洋傘職人の小椚(おくぬぎ)正一の一生モノ傘!


出典:http://www.komiyakasa.jp/
 

東京洋傘(とうきょうようがさ)は、伝統工芸品に指定されたというのは前出ですが、1872年(明治5年)から本格的な生産が始まった、歴史あるものなんですね。
 

東京洋傘の歴史とは・・

江戸時代後期に洋傘は西洋から渡来。1854年(安政元年)にペリーが日米和親条約締結のために浦賀に来航した際、船長ハリスが洋傘を持ってきて、世間の注目を浴びたと言われる。その後、東京の職人たちは高価であった洋傘を自らの手で作ろうと試行錯誤を繰り返し、1872年(明治5年)に洋傘製造会社が組織され本格的な生産が始められた。

引用:www.dentoukougei.jp

 

そんな東京洋傘の職人である小椚正一さんは、現在85歳。
 

この道67年の超がつくほどのベテランで、日本の伝統的な生地や技法を守って仕事をしており、熟練のじっくりとした丁寧な手仕事で、日本製の傘を作成。その職人技で作りだされるのは、一生モノの傘!
 

下記の動画を見ていただくとわかりますが、85歳という年齢でも今だ現役として働かれています。また傘を作る工程で見せる手さばきは、確実でゆるぎないもの見え、全く年齢を感じさせません。
 

ベテラン傘職人は夫婦二人三脚

 

ベテランの傘職人は、なんと、夫婦一組で仕事をこなしているのです
 

傘との向き合い方がとても真摯でなおかつ、まだまだ探求しつづける謙虚さもお持ちな小椚さんと、合わせて動画にも登場する、奥様の小椚富子さん。
 

妻が細かいパーツを縫い、夫が裁断した生地を傘骨に付け、組み立てるという二人三脚。小椚正一さんは、こう語ります。
 

「この仕事をもう半世紀近く女房と二人でやってきました。だから『お前が辞めたくなったら、俺も辞めるよ』と話しているんです」

引用:https://www.fujisan.co.jp

 

富子さんのその繊細な手仕事に感動すら覚え、もし自分が同じ年ほどになったとしたら「正確さ」はさておき、細かい針仕事など到底できないと思いました。
 

それこそ、夫で職人の小椚正一さんと同じく職人の、妻の小椚富子さんという形で紹介するべきでしょうね。80代でこんなに活躍されているなんて、頭が下がります。
 

 

後継者が育たない

 

ただ、やはり洋傘業界も例外はなく、後継者問題が重くのしかかります
 

そう、後継者が育たないという問題が業界でも問題になっているんですね。
 

そんな「後継者が育たない背景」には、全盛期から比べると国産の手作り傘の流通が全体の1%未満という状況がありますし、後継者になりたいという希望者もいないという要因も。
 

安心して任せられる後継者がいないということは、現在の職人である小椚さんご夫婦にとっても、とても心痛める状態でもあると思うんです。
 

しかし、そんな中、小椚さん夫妻に2015年に「新弟子」が入ります。
 
 

職人といえば、「マツコの知らない世界」に出演のこの人の職人技がすごかった!

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歌も存在も、職人技としか言いようがないです!

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新弟子は女性


出典:http://www.komiyakasa.jp/
 

新弟子となったのは、古川海音さんは20代の女性です。
 

小宮商店の社員で、もちろん傘職人を目指しているんですね。そんな新弟子だった古川さんも、現在はほとんどの工程を任されるほどになり、傘を作る工程では重要なミシン掛けの腕前も社長の太鼓判をもらっています。
 

小宮商店は後継者を見つけ、伝統の継承にも力を入れているんですね。先を見据える力は、さすが老舗といったところでしょうか。
 

実は、小椚さんは以前、「次の世代が育つまでは、歳だからって引退はできない」と話していましたので、ものすごく嬉しい「新弟子」登場だったはずです。
 

小椚さんの傘との向き合い方を見た視聴者の私として、「傘職人の熟練された技法」などが、継承されていくことを切に願ってやみません。
 
 

傘といえば、雨の日!何をしようか悩むところ。

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東日本橋 小宮商店の基本情報


出典:http://www.komiyakasa.jp/
 

小椚さんの傘を販売している、小宮商店の基本情報です。
 

昭和5年の創業の小宮商店は、洋傘一筋の老舗店です。昔ながらも大事にしながら、時代のニーズに対応してきた会社で新しい改革的な技術を織り交ぜてきたという自負があります。
 

やはり、この目で実物を確かめてみたい気持ちになりますね。
 

店舗に直接行きたい方用に、場所や最寄り駅からの行き方も表示しています。また、通販情報も下記にて、ご確認くださいね!
 

名称:小宮商店

住所 :〒103-0004 東京都中央区東日本橋3-9-7

電話番号:03-6206-2970(店舗直通)

営業日時:
月曜日~金曜日10:00~18:00 (ただし、水曜日は20時まで営業)
※月に2度、土曜日も営業中。

HP:小宮商店HP

出典:http://www.komiyakasa.jp/

 


 

最寄り駅からのアクセス

 

都営浅草線「東日本橋」駅からのアクセス

都営新宿線「馬喰横山」駅からのアクセス

JR総武本線「馬喰町」駅からのアクセス
 

東日本橋 小宮商店の通販

 

【日本製洋傘のオンラインショップ】
 

楽天市場(小宮商店)
 

【海外製洋傘のオンラインショップ】
 

Amazon店(小宮商店)
 

Yahoo店(小宮商店)
 

まとめ

  1. 東京洋傘職人の小椚(おくぬぎ)正一の一生モノ傘!
  2. 新弟子は女性
  3. 東日本橋 小宮商店の基本情報
  4. 東日本橋 小宮商店の通販

 

を見てきました。日本伝統のものを、ずっと継承していくことは容易ではありませんが、継承するのが難しいからと向き合わなければ、よい後継者も見つかりませんよね。「何事も、真摯に向き合う」という姿勢が、とても大事に感じました。

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